地味なカメラ機材だけどあったら嬉しいシリーズ
この真っ黒いレンズ、PLフィルターと言って、
反射光をコントロールできるフィルタです。
偏光と言われます。
装着するとこのようになります。
ガラスなどの反射面の映り込みを軽減してくれます。
( 上:PLフィルター使用 / 下:未使用 )
いかがですか?
確かに、普通に写真を撮ると下の雰囲気に近いものになりますよね?
かなり地味ですが、反射するものが多い被写体の場合は、
なかなか良い仕事をしてくれます。
Photoshopで作業するとしたら、「補正」というより
コラレベルで作り込まないと治せないくらいの仕事です。
実は、昔からどの業界にもあるアイテムです。
釣りが好きな人は、偏光グラスと言えばわかると思います。
ギラギラした水面の太陽光の反射を抑え、水面下の魚影を見る事ができるサングラスです。
車の運転用の偏光サングラスなどもよく見かけます。
もう一つ試してみました。
コーヒーポットを屋外に置き、水面を再現しました。
こんなに反射光を抑えることができます!!!
凄いですね!
可変フィルターとなっていますので、レンズを回すと偏光具合を調整できます。
そこで一眼のファインダーにiPhoneレンズを突っ込んで、覗きで見えている様子を録画しました。
全体の光量は変わっていないのに、水面の明るさだけが変化していますね。
こんなものを動画でアップしているなんて、他では見れないんじゃないかなと思います...
このようにレンズを回転させて可変します。
この製品は、三角印が目印となります。
反射部分の見え方が変化していき、一周すると元の見え方に戻ります。
目に見えない程細かなスリットが入っていることによって、
反射光や紫外線をカットし、自然光のみに制御します。
デメリットは、レンズの色が暗いために光量が落ちます。
屋外ではほぼ問題ないですが、室内ではISOやストロボ等で光量を補う必要が出てきます。
iPhoneなどのスマホでも装着できるものもあります。
Amazonなどでも数千円程度から手に入るものもありますので、
気になった方は試してみてはいかがでしょうか?
中○製の安い商品には粗悪品も多いので、
レビューコメントもしっかりと見ながら選ぶことをお勧めします。
【地味に凄い奴】光を制するレンズマジック
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